ねぎしクリニックと横浜西口カウンセリングルーム
認知行動療法Q&A
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Q:認知行動療法とはどういう精神療法(心理療法)ですか?

Q認知行動療法は:具体的にどうやるのですか?

Q:認知行動療法はどういうペースで通えばいいでしょうか。

Q:認知行動療法はどれくらいの期間がかかるのでしょうか。

Q:どんな病気や症状に効きますか(認知行動療法と認知療法の両方ついて)?

Q:考え方によって、気分が変わるものなのでしょうか?

Q:認知行動療法で前向きに考えることができるようになったとしても、現実が暗い状況ってことはあると思うのですが,その現実を無視しても良いのでしょうか。

Q:認知行動療法で言われている「認知のゆがみ」とはなんですか?

Q:認知療法と認知行動療法はどこが違うのですか?

Q:認知行動療法と精神分析療法とはどこが違うのですか?

Q:認知行動療法のカウンセリングに通わなくてもひとりで認知行動療法ができますか。紹介本はありますか。

Q:認知行動療法をやれば薬を飲まなくても,うつがよくなるでしょうか。

Q:「思考記録表」以外に認知行動療法にはどんな技法がありますか。

Q:精神科の病気にかかっていないと認知行動療法を受けても効果はありませんか。

Q:外の病院に通院していますが、このセンターで認知行動療法だけ、受けることができますか。





Q:認知行動療法とはどういう精神療法(心理療法)ですか?

A:認知行動療法とは、“自分”と“環境”の相互作用を循環的に捉え、さらに“自分”の中も領域ごとに分けて、相互作用を循環的に捉えて、問題を整理します。詳しくは当ホームページの「横浜認知行動療法センター」をご覧ください、詳しく説明されています。認知行動療法(認知療法も含む)はその有効性が実証されている数少ない心理療法のうちの一つで、最近特に注目されています。
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Q認知行動療法は:具体的にどうやるのですか?
A:ステップ1:困っていることを明らかにし、インテイク面接という、現在・過去の生活状況を聞かせていただき、認知行動療法を行うかどうかを相談します。
ステップ2:アセスメントのステップです。アセスメントとは、認知行動療法のモデルに当てはめて、困っていることを整理します。また何がどうなって悪循環を起こしているのか、理解していきます。
ステップ3:ステップ2でわかったことを元にそれを解消する目標を立てます。認知行動療法には目標を達成するために様々な技法が用意されていますので、妥当な技法を選びます。
ステップ4:選んだ技法を「行動実験」と称して試していただきます。技法が習得できるように練習も行うことができます。
ステップ5:うまくいっているかどうか確認します。必要に応じ、フォローアップも行います。目標が達成されたことが確認されれば、卒業となります。
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Q認知行動療法は:どういうペースで通えばいいでしょうか。
A:基本的にご本人の負担のないペースで通っていただくことが大切です。仕事や学校、家事・育児の都合、あるいは、精神的・経済的負担のないペースなどです。継続して通所することになりますから、通所自体がストレスで中断することになったら本末転倒です。
こうしたことが優先になりますが、それでも、より効率的に通いたいならばコツはあります。自分ひとりで進められないステップは頻繁に通っていただき、ひとりで進められるステップは、ベースを空ける、ということです。ひとりで進められないのは、ステップ3までの所です。逆にひとりで進められるのはステップ4、5です。いずれにしても担当カウンセラーにご相談ください。
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Q:認知行動療法はどれくらいの期間がかかるのでしょうか。
A:認知行動療法で取り組みたい問題の種類や大きさ、その問題を抱えている期間、病気の種類、じっくり話しながら進めるか否か、通うペースなどによって、相当異なります。短ければ20回以内で卒業する方もいらっしゃる一方、年単位で通われている方もいらっしゃいます。「いつまでにこうなりたい」など希望がありましたら、担当のカウンセラーにご相談ください。
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Q:どんな病気や症状に効きますか(認知行動療法と認知療法の両方ついて)?
A:科学的な根拠のもとにその有効性が実証されています。たとえばうつ病、全般性不安障害、強迫性障害、パニック障害、社会性不安障害、様々な恐怖症、過食症、不眠症などです。
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Q:考え方によって、気分が変わるものなのでしょうか? 
A:一例を出します。就寝中に隣の部屋からカタンと音がしました。あなたなら何を考え、どのような気分になりますか。ある時は「泥棒が入ってきた音かもしれない」と考えて、恐怖の気分がわいてくるかもしれません。その後に窓を閉め忘れたことに気づき、「カーテンが風に揺れた音だ」と考えて安心の気分を持つかもしれません。このように同じ事態でも考えによって、気分が変わってくるのです。そのような「考え(認知のこと)」に注目して「気分」のコントロールをすることが一つの問題解決の鍵となります。
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Q:認知行動療法で前向きに考えることができるようになったとしても、現実が暗い状況ってことはあると思うのですが,その現実を無視しても良いのでしょうか。
A:認知行動療法では、否定的な「認知(考え)」を肯定的な考え(ポジティブシンキング)に変えるわけではありません。なぜなら否定的な考えが正しいこともあるからです。たとえば、隣の部屋の音の原因は、「カーテンが風に揺れた音」ではなく、「泥棒が入ってきた音」という好ましくない状況かもしれません。そうした状況に対しては、現実的な対処が求められるでしょう。そこで認知行動療法とは、否定的なものだけではなく、中立的なもの、肯定的なものを取り入れた合理的で現実的な「認知(考え)」を導き出し、対処しようと考えます。
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Q:認知行動療法で言われている「認知のゆがみ」とはなんですか?
A:正常な判断や合理的な対処行動を妨げるような極端で偏った考えを「認知のゆがみ」と呼んでいます。「考え方のくせ」などとも言われます。注意したいのは、こうした考えは常に悪いわけではありません。生活がうまく機能しているときには問題がないかむしろこうした考えにより、良い結果が出るかもしれません。問題なのは、生活がうまく機能していないとき(例えば病気になっているときなど)にこのような考えにとらわれすぎるとますますはまってしまうということです。「認知のゆがみ」には、以下のようなものがあると言われています。
(1)全か無か思考
これは良いか悪いか、白か黒かのどちらかしかない考え方のことをいいます。少しでも失敗すると全てダメであるように思えてしまう場合です。しかし現実には物事はその中間であることがほとんどです。
(2)破局的な見方
いつも最悪の事態を考えてしまい、ちょっとした困難から大きな破局や不幸な結末を想像してしまうことです。
(3)過度の一般化
些細な出来事を過度に一般化して考え、たった一回の出来事から全てを決めつけてしまうことです。
(4)選択的な抽象化
良い情報を無視して、悪い情報ばかりを取り上げてしまうことです。
(5)肯定面の否認
ものごとの否定的側面のみを取り上げて意味づけ、肯定的側面は無視してしまうことです。
(6)恣意的な推論
根拠がないのに思いつきで判断することです。
(7)誇張と矮小化
事実や出来事を実際よりも高く評価したり逆に軽視したりすることです。自分の欠点や短所が誇張され、長所が矮小化されると、劣等感は強くなります。
(8)感情的理由づけ
自分の気持ちや感情を理由にして、そこから出来事や事実を意味づけることです。例えば、 「こんなに不安になるのだから、この問題は解決できないに違いない」などがその例です。
(9)「すべき」表現
「〜すべきである」、「〜しなければならない」といった考えのことをいいます。
(10)レッテル貼りと誤ったレッテル貼り
 自分に否定的な言葉のレッテルを貼ることを言います。例えば、「自分は落ちこぼれだ」はその例です。
(11)自己関連づけ
自分とは本来関係のない出来事や事実を、自分に責任があるかのように判断してしまうことです。
(12)否定的予測
否定的な予測や思い込みをすることによって、行動が抑制されてしまうため、結果的にその予測が実現したかのように、当初の否定的な予測が確信になってしまうことです。
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Q:認知療法と認知行動療法はどこが違うのですか?
A:結論から言うと、さほど違いはありません。しかし認知療法はより「認知(考え)」の修正に治療の比重を置き、認知行動療法は目に見える客観的な行動の変容に比重を置くと言うことができるでしょう。ここから対象の比重にも違いが見られ、認知療法はうつ病や人格障害、認知行動療法はさまざまな不安障害に適用されることが多いようです。
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Q:認知行動療法と精神分析療法とはどこが違うのですか?
A:第一の大きな違いは面接の進め方です。精神分析療法は主としてクライエントが自由に語っていく形になりますが、認知行動療法ではカウンセラーが質問し、それに対してクライエントが自由に答えていくという形式になります。また、認知行動療法ではホームワークという面接外で行う課題があり、問題の対処法についてカウンセラーとクライエントが共に考えていきますが、精神分析療法ではこのようなことは行いません。
第二の違いは、精神分析療法では意識の奥深くに沈んだ無意識の部分をカウンセラーに指摘してもらうという作業を行いますが、認知行動療法では、半ば意図的に自分の考えをつかまえていくという作業を行うことになります。したがって、自分でもある程度気づいている部分を自ら掘り下げていくことになります。
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Q:認知行動療法のカウンセリングに通わなくてもひとりで認知行動療法ができますか。紹介本はありますか。
A:一般向けの認知行動療法(含む認知療法)の本がたくさん市販されています。認知行動療法は、最終的にセルフコントロールを獲得するための心理療法ですので、自習しながら進めることも想定されています。たとえばストレスを溜めたサラリーマンの方や主婦の方が本で自習して、ストレスの対処を学んでいる例はよくあります。まずは市販本で試してみるのもよいと思います。やってみてうまくいかないようであれば、カウンセラーと一緒に進めていくことを考えてもよいかもしれません。当センターでは2冊の本をセンター内に置いて参照できるようにしてあります。
■こころが晴れるノート/大野裕著/創元社
■うつと不安の認知療法練習帳/大野裕翻訳/創元社
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Q:認知行動療法をやれば薬を飲まなくても,うつがよくなるでしょうか。
A:たとえばうつ病でいえば、認知行動療法は、薬物療法と同等に効果があると言われています。両者を併用するとさらに効果が高まることも示されています。またうつ病は再発率が高いことがわかっていますが、認知行動療法は再発率を下げると言われています。いずれにせよ、まずは主治医の先生とご相談いただくのがよいと思います。当センターでは認知行動療法を始める場合には、患者さん経由で、主治医の先生から紹介状を頂き、安心してスタートできるようにしています。
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Q:「思考記録表」以外に認知行動療法にはどんな技法がありますか。
A:思考記録表は、認知再構成法と呼ばれる、認知に働きかける技法です。そのほかに行動をスムーズにする問題解決法があります。またそれ以外にも様々な技法があり、お一人お一人の問題に合わせて、使用していきます。
曝露法、曝露反応妨害法、リラクセーション法、活動スケジュール法、活動モニタリング表、注意分散法、思考中断法、アサーション法
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Q:精神科の病気にかかっていないと認知行動療法を受けても効果はありませんか。
A:認知行動療法は、病気の有無に関係なく、日常のストレスマネージメントに用いられます。例えば企業が社員のストレスマネージメントのために認知行動療法の研修会を実施するなど、病気ではない人たちに対しても行われます。ストレス社会において、ストレスをマネージメントすることは誰にとっても大切なことです。そのために認知行動療法は有効です。
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Q:外の病院に通院していますが、このセンターで認知行動療法だけ、受けることができますか。
A:まったく問題ありません。当センターでは、患者さん経由で、主治医の先生から紹介状を頂戴し、患者さんに安心して認知行動療法を受けていただいています。
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